２０００年夏の特別本の表紙用イラストをトリミングし、夏の濃い青空を加えたものです 元々の絵では、この下で閣下は外した外套を手にしているのですが、そこまでいれるとトップ絵としては致命的なほど重くなってしまうし、かといって小さくすると華の顔（笑）が……とゆーわけで、顔をとりました。空といえば、『遠さ』は秋の方がずっと感じるのですが、色の深みのせいかな、なんだか『高さ』は夏の方がずっとあるように感じられてならない私です。なんと言うか、色が重なり合って深くなる感じ。『成層圏の空の蒼』は、夏以外には感じられないような気がするんですよね。 だからというわけじゃありませんが、夏の空が好きです。 昔、紙に水彩絵の具で描く空が、どうしても自分の目に映る空の色にならなくて、ものすごく歯がゆかったのですが、今は結構満足のいく『空色』が簡単に出せるのが嬉しいです。それはきっと、ＰＣの画面は、本物の空のように光が重なってできるからなんでしょうね。 ただ、『光』で現している、ということは、どうしても印刷では再現できない、ということなんですが(苦笑) 濃い蒼は、ともすれば重く暗い色になって印刷されてしまうし、水平線近くの翠(みどり)がかった水色は、往々にして印刷されず白くなっちゃうか、くすんだ緑になってしまうので☆  鮮やかな空の色と、淡い桜の色。 この二つを印刷でも綺麗に出るようにかけるようになるのが、私の（多分生涯の  ）課題です。 |